ルーフェンとナクスルはどっちを買う?5年総額では決着しない

ルーフェンとナクスルはどっちを買う?5年総額では決着しない 機種比較

生ゴミ処理機を「もう安いのは卒業する」と決めた人が最後に迷うのが、ルーフェンとナクスルです。本体価格は75,020円と127,600円。差は52,580円あります。

この差が何なのかを、両社が公開している取扱説明書・投入可否リスト・消耗品価格から突き合わせました。

結論を先に書きます。5年総額では決着がつきません。金額の幅が重なってしまい、どちらが安いとは言えない。決め手になるのは値段ではなく、あなたの家庭が何を捨てているかでした。

※本ページはプロモーションが含まれています。当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムおよび楽天アフィリエイトの参加者です。リンク経由で商品が購入された場合、当サイトに紹介料が入ることがあります。価格・在庫は変動するため、購入前にリンク先の最新情報をご確認ください。

結論:分かれ目は3つだけ

分かれ目 ルーフェン SLW01 ナクスル FD-015M
捨てられるもの ほぼ制限なし
禁止8項目はすべて火災リスク
投入不可20項目・要注意9項目
骨・貝殻・柑橘の皮が入らない
残るもの 乾いた生ゴミ
結局ゴミとして出す
分解して減る
ゴミ出しの回数が減る
置き場所 6kg・高さ350mm 18kg・高さ580mm

言い換えると、ルーフェンは「何でも入る乾燥機」、ナクスルは「入れるものを選ぶ分解装置」です。高いほうが上位互換、という関係ではありません。

ルーフェン と ナクスル:決め手は総額ではない
ルーフェン と ナクスル:決め手は総額ではない。5年総額は範囲が重なって順位がつかない。分かれ目は「何を捨てる家庭か」と「置き場所があるか」

公式スペックを並べる

項目 ルーフェン SLW01 ナクスル FD-015M
本体価格 75,020円(公式) 127,600円(公式・希望小売139,700円)
処理方式 乾燥式(温風空気循環乾燥方式) ハイブリッド式(乾燥+バイオ分解)
処理容量 5L/1日最大約1kg 1〜1.5kg/日
消費電力 送風10W/通常運転50〜130W 60W(最大消費電力470W)
運転 使うときに運転 24時間稼働
運転音 公表なし 30dB以下(17.3〜23.2dB)
本体サイズ 270×275×350mm
フィルター込み奥行380mm
385×430×580mm
重量 6kg 18kg(バイオ材含む)
脱臭 自立式活性炭脱臭フィルター 3層構造(UVランプ+分解吸着+ゼオライト)
消耗品 バスケットカバー/活性炭フィルター UVランプ/バイオ材
保証 1年 1年(別売の3年保証プラン24,200円あり)
製造国 韓国 公式サイトに記載なし

意外なのは運転音です。18kgの大型機であるナクスルのほうが数値を公表しており、しかも30dB以下。ルーフェンは取扱説明書にも公式サイトにも運転音の記載がありませんでした。静かさを数字で確認したいなら、比較材料があるのはナクスルだけです。

あわせて読みたい:ルーフェンは本当に臭わない?4社の脱臭方式を比べた

分かれ目1:捨てられるものが正反対

ここが最大の差です。両社の投入可否リストを全項目突き合わせると、判断がきれいに割れました。

品目 ルーフェン ナクスル
あさり・しじみの殻 記載なし ×
エビの殻 記載なし ○
カニの甲羅・足 記載なし △ 異音の可能性
牛骨・豚骨 記載なし ×
鶏の骨 記載なし △手羽先/×手羽元
魚 30cm以下 記載なし ○ 頭・骨とも可
魚 30〜50cm 記載なし △ 異音の可能性
魚 50cm以上 記載なし △背骨/×頭
卵の殻 記載なし ○
玉ねぎの皮 記載なし ○
柑橘類・みかんの皮 記載なし ×
ももの種・アボカドの種 記載なし ×
昆布(乾物) 記載なし ×(ふやかせば可)
茶がら・コーヒーかす △ 包んでから ○
ティーバッグ・出汁パック 記載なし ×
水切りネット △ 乾燥を妨げない素材なら可 ×
つまようじ・割りばし 記載なし ×(木片・紙類)
ペットのうんち 記載なし ○ 抗生物質投与後1〜2週間は除く
猫砂 記載なし ○自然由来無添加のみ/×薬品配合
缶・電池・油・アルコール × ×

数を数えると差がはっきりします。ナクスルの「投入不可」は20項目、「注意が必要」が9項目。対してルーフェンの禁止は8項目で、その8つはすべて缶・電池・アルコール・粉体類といった火災や爆発につながるものです。

つまりナクスル側の制限のうち、火災に関わるのは廃油だけ。残りの19項目は「機械を守るため」の制限です。庫内でかくはん羽根が回るので、硬いものが入ると羽根が引っかかるか処理容器が傷つきます。

ナクスルの基準は、この市場で群を抜いて細かい

誤解のないように書いておくと、ナクスルの投入可否リストは不親切なのではなく、逆に異常なほど親切です。

魚の骨を「30cm以下は頭ごと可」「30〜50cmは異音の可能性あり」「50cm以上の頭は不可」とサイズで3段階に分けているメーカーは他にありません。鶏の骨も手羽先と手羽元で分けています。ここまで書けるのは、実際に何が起きるか把握しているからです。

問題は、その細かさがそのまま使う側の判断コストになることです。魚をさばく家庭なら、毎回サイズを気にすることになります。

逆に、ナクスルにしかできないこともある

  • ペットのうんちが処理できる。ルーフェンの資料には記載がなく、パナソニックは動物のふんを明確に禁止しています。ペットのトイレ処理を目的にするなら選択肢はナクスル一択です。
  • 卵の殻・玉ねぎの皮が入る。同じバイオ式のパナソニックは「多量の卵の殻」を禁止しています。
  • 生ゴミが減る。ルーフェンは乾燥させて残すだけなので、結局ゴミとして出します。ナクスルは微生物と酵素で分解します。

あわせて読みたい:生ゴミ処理機に入れてはいけないものは?方式別の禁止リスト

分かれ目2:5年総額は、どちらとも言えない

本体価格の差52,580円は、5年で回収できるのか。計算した結果、比較そのものが成立しませんでした。

ルーフェンの5年

項目 単価と頻度 5年の金額
本体 公式75,020円 75,020円
電気代 公式「1日約20〜40円」の中央値30円 54,750円
バスケットカバー 定期コース 月2,365円(20枚入) 141,900円
活性炭フィルター 定期2,937円/交換目安3〜6か月 29,370〜58,740円
合計 301,040〜330,410円

ナクスルの5年

ナクスルの消耗品価格は、公式の付属品ページに掲載されています。バイオ材16,500円・UVランプ16,500円(いずれも税込)。交換を業者に任せる「お任せプラン」は1回29,700円(部品代込み・片道送料は別途)です。

交換頻度は公式FAQに書かれています。バイオ材は「1年に一度の交換を推奨」だが「投入量が多い家庭で1年に1回程度、少ない家庭では3〜4年」。UVランプは「1〜2年に1度」。幅が大きいので、3つのケースで計算しました。

ケース 電気代 消耗品 5年総額
A 生ゴミが少ない
(バイオ材1回・UV2回・自分で交換)
81,468円 49,500円 258,568円
B 推奨どおり
(バイオ材4回・UV3回・自分で交換)
102,966円 115,500円 346,066円
C お任せプラン利用
(計7回×29,700円)
124,465円 207,900円 459,965円

ルーフェンの301,040〜330,410円に対し、ナクスルは258,568〜459,965円。範囲が完全に重なっています。使い方次第でどちらが安くもなる、というのが計算の結論です。

差を作っているのは同じ構造です。ルーフェンは毎月2,365円のバスケットカバーが確定で出ていき、ナクスルは交換頻度と交換方法で3倍近くぶれる。ルーフェンは読める代わりに下がらず、ナクスルは読めない代わりに下げられるコストです。

あわせて読みたい:生ゴミ処理機の5年総額を全機種で計算した

電気代の注意点

ナクスルの電気代は、公式が1日1.44〜2.2kWhという電力量で公表しています。これは4社を調べたなかで唯一の値で、自分の契約単価を掛ければ正確な金額が出せます。上の表は31円/kWhで計算しました。公式の「月800〜1,200円」は20円/kWh前提なので、そのまま比べると4割ほど安く見えます。

一方ルーフェンは前提単価を公表していません。「1日約20〜40円」という金額表示だけなので、契約単価に置き換えられません。この2機種の電気代は厳密には比較できないというのが正直なところです。

分かれ目3:置き場所で先に脱落する

設置条件は、価格より先に効いてきます。

項目 ルーフェン ナクスル 差
設置面積 270×380mm 385×430mm 1.61倍
高さ 350mm 580mm +230mm
体積 約36L 約96L 2.67倍
重量 6kg 18kg 3倍

高さ580mmは、吊戸棚の下やカウンター上には収まらないことが多い寸法です。ナクスルは床置きが前提になります。重量18kgは一人で持ち上げて動かせる範囲を超えており、置いたら動かさない家電です。

ルーフェンは6kg・高さ350mmで、シンク横に置ける大きさです。ただしフィルターを含めると奥行380mmになるので、カタログの275mmで測ると入りません。

なお、ナクスルは公式が「雨晒しでなければ室外にも設置可能」としています。屋外やベランダに逃がせるなら、サイズの不利は消えます。0℃以下になる地域では防寒対策が必要とされています。

助成金を使うと差が変わる

どちらも自治体の助成対象になり得ます。ここで注意したいのは、助成の型によって価格差が変わることです。

助成の型 ルーフェン ナクスル 差
助成なし 75,020円 127,600円 52,580円
定額上限2万円 55,020円 107,600円 52,580円
購入額の1/2(上限なし) 37,510円 63,800円 26,290円

定額上限型では差が1円も縮まりません。一方、購入額の1/2を助成する自治体なら差は半分の26,290円になります。高額機ほど恩恵が大きいのは「1/2型」だけです。自分の自治体がどちらの型かを先に確認してください。

あわせて読みたい:生ゴミ処理機の助成金は東京都で出る?62自治体まとめ

どちらを買うべきか

ナクスルを選ぶ理由になるもの

  • ゴミ出しそのものを減らしたい。乾燥式は乾かして残すだけですが、ナクスルは分解します。目的がここなら、ルーフェンは代わりになりません。
  • ペットを飼っている。うんちと自然由来の猫砂を処理できるのはナクスルだけです。
  • 床置きできる場所がある。または屋外・ベランダに置ける。
  • 骨や貝殻がほとんど出ない。肉と野菜が中心の食生活なら、制限20項目のほとんどが当たりません。

ルーフェンを選ぶ理由になるもの

  • 魚をさばく、貝を食べる、鶏の骨が出る。これが当てはまるなら、ナクスルは毎回判断を求められます。乾燥式なら考えなくて済みます。
  • 置き場所が限られている。6kg・高さ350mmはキッチンに置ける寸法です。
  • 初期費用を抑えたい。本体は52,580円安く、助成が定額型ならこの差は縮みません。
  • 運転中に追加投入したい。ルーフェンは扉を開けて途中で入れられます。

逆に言えば、コストを理由にどちらかを選ぶことはできません。5年総額の範囲が重なる以上、金額は決め手になりません。

あわせて読みたい:ルーフェンとパリパリキューはどっちがいい?

まとめ

  1. 5年総額では決着がつかない。ルーフェン301,040〜330,410円に対し、ナクスルは258,568〜459,965円。範囲が重なる。
  2. 決め手は「何を捨てるか」。ナクスルの投入不可は20項目、ルーフェンは8項目でその全部が火災リスク。ナクスルの制限19項目は機械を守るためのもの。
  3. ナクスルの基準は市場で最も細かい。魚を30cm/50cmで3段階に分けている。親切だが、その細かさが判断コストになる。
  4. ペットのふんが処理できるのはナクスルだけ。目的がここなら代わりはない。
  5. 置き場所で先に決まることがある。ナクスルは18kg・高さ580mmで床置き前提。ルーフェンは6kg・高さ350mm。
  6. 助成金は型で効き方が違う。定額上限型では価格差52,580円が1円も縮まらない。

価格・仕様・消耗品価格・交換目安は変更されることがあります。購入前に各メーカーの公式情報で最新の数値を確認してください。

この記事で比較した2機種

loofen(ルーフェン)ホワイトの本体価格と5年総額loofen(ルーフェン)ホワイト
Amazonで在庫と価格を見る楽天市場で価格を見る

ナクスル NAXLU(伝然)の本体価格と5年総額ナクスル NAXLU(伝然)
Amazonで在庫と価格を見る楽天市場で価格を見る

タイトルとURLをコピーしました