バイオ式の生ゴミ処理機を調べると、ナクスルとReencle(リンクル)の2つが出てきます。どちらも微生物で生ゴミを分解する方式です。
ところがReencleは日本語の情報が極端に少なく、Amazonの商品ページには寸法と重量しか載っていません(消費電力も処理量も騒音も消耗品も記載なし)。これでは比べようがありません。
日本の公式サイトを探したところ、reencle.net にすべての数値が揃っていました。ナクスルの公式資料と突き合わせた結果、5年総額で6万7千円〜21万8千円の差がつきます。しかも安いのはReencleでした。
結論:バイオ式で選ぶならReencleのほうが安い
| 項目 | Reencle Prime | ナクスル FD-015M |
|---|---|---|
| 本体価格 | 99,000円 | 127,600円 |
| 電気代(5年) | 70,606円 | 81,468〜124,465円 |
| 消耗品(5年) | 21,600〜72,000円 | 49,500〜132,000円 |
| 5年総額 | 191,206〜241,606円 | 258,568〜459,965円 |
⚠️ この価格は公式サイト(reencle.net)のものです。Amazonでは Prime 110,000円・Basic 94,000円で、公式のほうがそれぞれ11,000円・4,900円安くなっています(2026年9月20日時点・どちらも在庫あり)。下のリンクは在庫と最新価格の確認用です。
本体で28,600円、5年総額では最小67,362円・最大218,359円の差になります。範囲が重ならないので、順位がはっきりつきます。
ただし「安い=良い」ではありません。ナクスルにしかないものもあります。順に見ます。

公式スペックを並べる
| 項目 | Reencle Prime | Reencle Basic | ナクスル FD-015M |
|---|---|---|---|
| 本体価格(税込) | 99,000円 | 89,100円 | 127,600円 |
| 処理方式 | ハイブリッド式(バイオ式×乾燥式) | ハイブリッド方式 | |
| 外形寸法 | 30.5×33.1×46.7cm (蓋を開けた時73cm) |
33.9×30.4×43.8cm (蓋を開けた時64.2cm) |
38.5×43×58cm |
| 本体重量 | 9.1kg | 8.9kg | 18kg |
| 処理容量 | 1日最大1.7kg/推奨1kg | 1〜1.5kg/日 | |
| 消費電力 | 52W | 40W | 60W(最大470W) |
| 騒音 | 25db以下 | 27db以下 | 30db以下(17.3〜23.2db) |
| 脱臭 | 4層(金属イオン酸化触媒) | 活性炭フィルター | 3層(UVランプ+分解吸着+ゼオライト) |
| 保証 | 1年 | 1年(別売3年保証24,200円) | |
違い1:置き場所の条件が大きく違う
いちばん実務的な差がここです。
| 項目 | Reencle Prime | ナクスル | 差 |
|---|---|---|---|
| 高さ | 46.7cm | 58cm | 11.3cm |
| 重量 | 9.1kg | 18kg | 約2倍 |
| 体積 | 約47L | 約96L | 約2倍 |
ナクスルは18kgで、一度置いたら気軽に動かせません。Reencleは9.1kgなので、大人1人で移動できる重さです。高さも11cm低いので、置ける場所の選択肢が広がります。
ただし両方とも「蓋を開けたときの高さ」に注意が要ります。Reencle Primeは蓋を開けると73cmになります。棚の下に置く場合は、この数字で確認してください。
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違い2:消耗品の構造が違う
5年総額の差は、ここでほぼ決まります。
| Reencle | ナクスル | |
|---|---|---|
| 消耗品1 | 活性炭フィルター 7,200円 交換目安9〜12か月 |
UVランプ 16,500円 1〜2年に1度 |
| 消耗品2 | バイオフレーク 10,800円 | バイオ材 16,500円 |
| 付属 | フィルター2つ付属 「約2年間は追加購入不要」 |
— |
| 5年の消耗品費 | 21,600〜72,000円 | 49,500〜132,000円 |
効いているのは単価です。ナクスルはUVランプもバイオ材も16,500円ですが、Reencleはフィルター7,200円・バイオフレーク10,800円。どちらも半額前後です。
さらにReencleは活性炭フィルターを本体に2つ付属させており、公式は「製品購入後、約2年間は追加購入不要です」としています(キャンペーン中との記載あり)。最初の2年は消耗品費がバイオフレークだけになります。
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違い3:交換作業の負担
ナクスルには「お任せプラン」があります。ただし条件をよく読む必要があります。
| Reencle | ナクスル | |
|---|---|---|
| 自分で交換 | フィルター・バイオフレークとも交換可 | UVランプ・バイオ材とも交換可 |
| 業者に任せる | プランなし | 1回29,700円+片道送料 「本体を当社に発送頂いた上で」 |
ナクスルのお任せプランは、18kgの本体を梱包して送り、戻ってくるまで使えません。全部任せると5年の消耗品費は207,900円まで伸びます。
Reencleにはこのプランがありませんが、そもそも消耗品が軽く安いので、自分で替える前提の設計だと考えられます。
この記事で比較した2機種
Reencle Prime 家庭用 生ごみ処理機
バイオ式×乾燥式のハイブリッド。日本公式はreencle.net。
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ナクスル NAXLU(伝然)
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「半永久」問題は両社に共通している
バイオ材の交換頻度について、両社ともまったく同じ書き方をしています。
| メーカー | 公式の記載 |
|---|---|
| Reencle | 「内部の微生物が死なない限り半永久的にご使用いただけます」+「定期的に交換を行っていただく場合は1年程度の交換を推奨」 |
| ナクスル | 「理論上半永久的に使用できます」+「※1年に一度の交換を推奨しております」 |
「半永久」と「1年に一度を推奨」が併記されているのが両社に共通しています。これはバイオ式に共通の構造で、使い方次第で5年の交換回数が0回とも4回とも読めるということです。
この記事の5年総額に幅があるのは、この不確実性がそのまま反映されているためです。バイオ式は買う時点で総額が確定しないと考えておくのが正確です。
Reencleにしかない:月6,950円のレンタル
比較した機種のなかで、公式にレンタルプランがあるのはReencleだけでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 月額6,950円(税込) |
| 含まれるもの | 新しいバイオフレーク・送料・保証 |
| 最低利用期間 | 2か月(3か月目以降はいつでも解約) |
| 商品状態 | 公式整備済み品 |
| 購入への切替 | いつでも可能 |
バイオ式は「自分の家の生ゴミで微生物がちゃんと働くか」が事前に分かりません。塩分や油分の多い食生活だと分解が進まない可能性があります。
2か月13,900円で試せるのは、10万円の買い物を決める前の検証としては合理的です。ナクスルにはこの選択肢がありません。
ナクスルにしかないもの
| 項目 | ナクスル | Reencle |
|---|---|---|
| 脱臭性能の数値 | 悪臭成分99.84%除去と公表 | 数値の公表なし |
| 騒音の実測範囲 | 17.3〜23.2dbと幅で公表 | 「25db以下」の上限のみ |
| 屋外設置 | 可(雨ざらしでなければ) | 記載なし |
| 延長保証 | 3年保証プラン24,200円 | 1年保証のみ |
| 投入可否リスト | 20項目+要注意9項目を明記 | 取扱説明書に記載 |
注目すべきは数値の出し方です。ナクスルは騒音を「17.3〜23.2db」と実測の幅で出し、脱臭も「99.84%」と小数点まで公表しています。Reencleは「25db以下」という上限表記で、脱臭の数値はありません。
比較材料をより細かく出しているのはナクスルです。ここは評価が分かれる部分だと思います。
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乾燥式(ルーフェン)と比べるとどうか
「バイオ式か乾燥式か」で迷っている場合のために、ルーフェンとも並べます。
| 項目 | Reencle Prime | ルーフェン SLW01 |
|---|---|---|
| 本体価格 | 99,000円 | 75,020円 |
| 5年総額 | 191,206〜241,606円 | 355,820〜395,750円 |
| 処理後に残るもの | 堆肥(分解) | 乾いた生ゴミ |
| 重量 | 9.1kg | 6kg |
| 消耗品(5年) | 21,600〜72,000円 | 226,050〜265,980円 |
本体はルーフェンが23,980円安いのに、5年総額ではReencleが11万〜20万円安くなります。ルーフェンは専用バスケットカバーを毎日消費する設計なので、消耗品費が跳ね上がります。
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どちらを選ぶべきか
| 条件 | 選ぶべき機種 |
|---|---|
| 総額を抑えたい | Reencle(5年で6.7万〜21.8万円安い) |
| 置き場所や移動が心配 | Reencle(9.1kg・高さ46.7cm) |
| まず試してから決めたい | Reencle(レンタル月6,950円) |
| 初期費用を最小にしたい | Reencle Basic(89,100円・40W) |
| 脱臭性能を数値で確認したい | ナクスル(99.84%除去と公表) |
| 屋外に置きたい | ナクスル |
| 保証を延ばしたい | ナクスル(3年保証プラン) |
| 投入可否を細かく確認したい | ナクスル(20項目+9項目を明記) |
コストと設置のしやすさではReencle、情報開示と設置自由度ではナクスル。金額だけならReencleに軍配が上がりますが、その差は「メーカーがどこまで数値を出しているか」の差でもあります。
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この記事の出典
- Reencle日本公式サイト(reencle.net)製品ページ Basic/Prime、商品一覧(本体価格・消耗品価格)、消耗品ページ(活性炭フィルターの交換目安9〜12か月・「約2年間は追加購入不要」、バイオフレークの「半永久的」「1年程度の交換を推奨」)、レンタルプランページ(月額6,950円・最低利用期間2か月・含まれるもの)2026年9月時点
- 株式会社伝然「ナクスル」公式サイト 使い方と仕様/よくある質問/付属品・消耗品ページ
- loofen(ルーフェン)公式オンラインストアおよび「取扱説明書 SLW01」
⛔当サイトは実機を所有していません。比べているのは「メーカーが何を公表しているか」です。Reencleの電気代は公表されていないため、公式の消費電力52Wを24時間稼働・31円/kWhで換算した試算です(メーカー公表値ではありません)。消耗品費は交換目安の幅をそのまま反映しているため、実際の使用量で変わります。
まとめ
- Reencleの日本公式はreencle.net。Amazonの商品ページには寸法と重量しか載っていない。
- 5年総額はReencle 191,206〜241,606円、ナクスル 258,568〜459,965円。範囲が重ならず順位がつく。
- 差は消耗品の単価。Reencleはフィルター7,200円・バイオフレーク10,800円で、ナクスルの約半額。
- Reencleは9.1kg、ナクスルは18kg。置き場所と移動のしやすさが倍違う。
- 「半永久」と「1年に一度を推奨」の併記は両社共通。バイオ式は買う時点で総額が確定しない。
- レンタル(月6,950円・最低2か月)があるのはReencleだけ。分解が進むかを試してから決められる。
乾燥式もあわせて検討するなら
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