パリパリキューを調べ始めると、まず名前でつまずきます。「パリパリキュー」「パリパリキューブ」「ライト」「アルファ」が入り混じり、型番もPPCとPCLの2系統あるからです。
島産業の公式仕様ページには7つの型番が並んでいます。全部の数値を突き合わせたところ、名前のルールは2つだけでした。
結論:名前のルールは2つだけ
| 名前の要素 | 意味 |
|---|---|
| 「キューブ」が付く | 旧シリーズ。公式の仕様ページに販売価格が載っていない |
| 「ライト」が付く | 小容量・低消費電力の下位機(150W・2.1kg) |
| 「アルファ」が付く | その世代の上位機。処理時間が短い |
| 何も付かない | 標準機(300W・4.1kg) |
この4つを覚えれば、7型番はきれいに整理できます。

7型番の一覧
| 型番 | 製品名 | 公式価格(税込) | 消費電力 | 本体質量 | 状態 |
|---|---|---|---|---|---|
| PPC-51 | パリパリキュー アルファ | 77,000円 | 350W | 5.4kg | 現行 |
| PPC-15 | パリパリキュー | 55,000円 | 300W | 4.1kg | 現行の主力 |
| PPC-11 | パリパリキュー | 49,500円 | 300W | 4.1kg | 生産終了(後継がPPC-15) |
| PCL-35 | パリパリキュー ライト | 30,360円 | 150W | 2.1kg | 現行 |
| PCL-33 | パリパリキューブ ライト アルファ | 30,360円 | 150W | 2.1kg | 旧シリーズ |
| PCL-31 | パリパリキューブ ライト | 記載なし | 150W | 2.1kg | 旧シリーズ |
| PPC-01 | パリパリキューブ | 記載なし | 120W | 5kg | 旧シリーズ |
PCL-31とPPC-01は公式の仕様ページに販売価格が載っていません。仕様は残っているものの、これから買う対象としては外して考えるのが妥当です。
現行3型番の違い
いま買えるのは実質3つです。数値を並べます。
| 項目 | PCL-35(ライト) | PPC-15 | PPC-51(アルファ) |
|---|---|---|---|
| 公式価格 | 30,360円 | 55,000円 | 77,000円 |
| 消費電力 | 150W | 300W | 350W |
| 処理量(多いモード) | 約400g〜最大約700g | 約500g〜最大約1,000g | 約500g〜約1,000g |
| 処理時間(多いモード) | 約7時間10分〜8時間40分 | 約7時間30分〜10時間40分 | 約6時間10分〜8時間20分 |
| 1回の電気代 | 約25〜30円 | 約33〜52円 | 約24〜37円 |
| 運転音 | 約36dB | 約36dB | 約38dB |
| 外形寸法 | Φ215×高さ283mm | 230×270×270mm | 210×276×317mm |
| 本体質量 | 約2.1kg | 約4.1kg | 約5.4kg |
| 脱臭フィルター | PCL-35-AC33 | PPC-15-AC33 | PPC-51-AC3# |
ここから3つの「迷いどころ」を切り分けます。
迷いどころ1:PPC-11とPPC-15は数値が完全に一致する
いちばん多い疑問がこれです。答えははっきりしています。
公式仕様値は、消費電力・処理量・処理時間・電気代・運転音・外形寸法・本体質量まですべて同じです。「約7時間30分〜約10時間40分」という細かい数字まで一致します。
違うのは操作ボタンの方式(押しボタン/タッチ)とカラー、そして価格だけです。公式価格でPPC-11が49,500円、PPC-15が55,000円。
ただしPPC-11は生産終了で、公式が後継モデルをPPC-15と明記しています。流通在庫がある間だけ安く買える、という位置づけです。
あわせて読みたい:パリパリキューPPC-11とPPC-15の違い
現行3型番
パリパリキュー ライト PCL-35(トリコロール)
島産業/150W・2.1kg。1〜2人向けの小容量機。
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パリパリキュー PPC-15(ホワイト)
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パリパリキュー アルファ PPC-51(ブラック)
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迷いどころ2:ライト(PCL-35)と標準機(PPC-15)は何が違うのか
価格差は24,640円。違いは容量と消費電力に集約されます。
| 項目 | PCL-35(ライト) | PPC-15 | 差 |
|---|---|---|---|
| 処理量の上限 | 約700g | 約1,000g | 300g |
| 消費電力 | 150W | 300W | 半分 |
| 1回の電気代 | 約25〜30円 | 約33〜52円 | 最大22円 |
| 本体質量 | 2.1kg | 4.1kg | 約半分 |
| 形状 | 円筒形(Φ215mm) | 角形(230×270mm) | — |
注目すべきは処理時間がほとんど変わらないことです。ライトは約7時間10分〜8時間40分、PPC-15は約7時間30分〜10時間40分。少ない量を弱い出力で乾かすので、時間は同じくらいかかります。
つまりライトは「速い機械」ではなく「小さい機械」です。1〜2人暮らしで1日の生ゴミが700g以内に収まるなら、24,640円を払う理由はありません。逆に3人以上なら容量が足りなくなります。
迷いどころ3:アルファ(PPC-51)は何が違うのか
PPC-15との差は22,000円。違いは処理時間ただ1つです。
| 項目 | PPC-15 | PPC-51(アルファ) |
|---|---|---|
| 処理量 | 約500g〜1,000g | 約500g〜1,000g(同じ) |
| 処理時間 | 約7時間30分〜10時間40分 | 約6時間10分〜8時間20分 |
| 短縮幅 | — | 約1時間20分〜2時間20分 |
| 消費電力 | 300W | 350W |
| 1回の電気代 | 約33〜52円 | 約24〜37円 |
| 運転音 | 約36dB | 約38dB |
| 本体質量 | 4.1kg | 5.4kg |
| 高さ | 270mm | 317mm |
ここにこの記事でいちばん意外な数字があります。消費電力は50W大きいのに、1回の電気代はアルファのほうが安いのです。
理由は単純で、処理時間が短いぶん消費する電力の総量が減るためです。1回あたり最大15円の差が出ます。1日1回使えば年間5,475円、5年で27,375円。本体差22,000円は、5年で電気代だけでも回収できる計算になります。
代償は運転音が2dB大きく、1.3kg重く、4.7cm高いことです。
あわせて読みたい:パリパリキューのデメリットを公式仕様で確かめた
消耗品は型番ごとに違う
買ったあとに注意が必要なのが、脱臭フィルターの型番です。共通ではありません。
| 本体 | 脱臭フィルター | 交換目安 |
|---|---|---|
| PPC-51 | PPC-51-AC3# | 1個あたり4〜9か月 |
| PPC-15 | PPC-15-AC33 | 1個あたり4〜9か月 |
| PPC-11 | PPC-11-AC33 | 1個あたり4〜9か月 |
| PCL-35 | PCL-35-AC33 | 1個あたり4〜9か月 |
| PCL-33 | PCL-33-AC33 | 1個あたり4〜9か月 |
| PCL-31 | PCL-31-AC33 | 1個あたり4〜7か月 |
| PPC-01 | PPC-01-AC32 | — |
交換目安はPCL-31だけ「4〜7か月」で、残りは全部「4〜9か月」です。買い間違えると使えないので、注文時は本体の型番を確認してください。
もう1つ、全機種に共通する注意があります。バスケットに取り付ける水切りネットについて、公式は「網状の製品をご使用下さい。(不織布の水切りネットは乾燥効率が悪くなります。)」と指定しています。スーパーで売られている不織布タイプは避ける必要があります。
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結局どれを選ぶか
| 条件 | 選ぶ型番 | 理由 |
|---|---|---|
| 1〜2人暮らし・生ゴミは1日700g以内 | PCL-35(ライト) | 30,360円。容量以外はほぼ同等 |
| 3人以上・標準的に使いたい | PPC-15 | 1,000gまで。現行の主力 |
| 処理時間を短くしたい | PPC-51(アルファ) | 最大2時間20分短い。電気代も安い |
| とにかく安く済ませたい | PPC-11(在庫限り) | PPC-15と数値が完全一致 |
| 「キューブ」と付くもの | ⛔選ばない | 旧シリーズ。公式に販売価格の記載がない |
迷ったらPPC-15です。容量・価格・入手性のバランスが最も取れており、5年総額で計算しても全機種のなかで最安クラスになります。
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この記事の出典
本記事の数値は、すべてメーカーが公開している一次資料から作成しています。
- 島産業「パリパリキュー」公式サイト 商品の仕様ページ(PPC-51/PPC-15/PPC-11/PCL-35/PCL-33/PCL-31/PPC-01 の通常販売価格・処理方式・消費電力・処理量・処理時間・電気代・運転音・外形寸法・本体質量・付属品・製品コード、および注記※2〜※7)2026年9月時点
- 同ページ注記より:電力料金目安単価27円/kWh、脱臭フィルターの1個あたりの交換目安時期(PCL-31のみ4〜7ヶ月、他は4〜9ヶ月)、水切りネットは網状の製品を使用
- 製品名と型番の対応は、各製品の販売ページに記載された製品名で確認
⛔当サイトは実機を所有していません。この記事が比べているのは「メーカーが公表している数値」であって、実際の仕上がりや使い勝手ではありません。価格・仕様は変更されることがあるため、購入前に最新情報をご確認ください。
まとめ
- 「キューブ」が付くのは旧シリーズ。公式仕様ページに販売価格の記載がない。
- 現行は実質3型番。PCL-35(ライト・30,360円)/PPC-15(55,000円)/PPC-51(アルファ・77,000円)。
- PPC-11とPPC-15は公式数値が完全一致。違うのはボタンとカラーと価格だけ。PPC-11は生産終了。
- ライトは「速い機械」ではなく「小さい機械」。処理時間はPPC-15とほぼ同じで、違うのは容量と消費電力。
- アルファは消費電力が50W大きいのに1回の電気代は安い。処理時間が短いぶん総量が減るため。
- 脱臭フィルターは型番ごとに別物。交換目安もPCL-31だけ4〜7か月と違う。
型番別の脱臭フィルター
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